他人が決めたことをやっていた
親が決めたこと
パートナーが決めたこと
上司が決めたこと
世間が決めたこと
常識、慣例、偉いさんが、、
自分の考えより、そっちの方が正しいと思って
言われたことを鵜呑みにして
その人が心地良くなるように
一生懸命に努力してきた。
何かがおかしくなる
30代後半になってその努力は失速し
体調不良になるなどの異変が現れてきた(私の場合です)
数年はハウツウ本を読んだり、
栄養ドリンク飲んだり
予定をいっぱい詰め込んで、
ターボかけようと失速に抗っていたと思う。
やっぱりダメだった。
「もう、違う」
と問題が顕在化した頃には
私の魂は、かなり力を失っていた。
私は昔の婚約破棄の時に、人生の強制終了が来ました。
18年付き合っていた人の嘘が発覚した時、
根こそぎ折れるような、腐って枯れるような、
身体中がビリビリするような、
味わったことのない感覚になりました。
今まで積み上げてきたものが崩れた瞬間でした。
転機を迎えて
転機があったから「本当の自分で生きる」という目標ができた。
人間関係を清算し、彼との未来のためと頑張っていた仕事を辞めた。
色んな心理セラピーやセミナー、大学院の心理セミナーも受けた。
本も色々読んでみた。
哲学、心理学、スピリチュアル、人文学、歴史など。
動画やポッドキャストも。
何か手立てを使えば楽になると思っていたのだと思う。
セラピーやセミナーを受けたその時は楽になるが
家に帰るとまた同じ状況になった。
もちろん受けてすぐに開花して新しい人生を切り開いていく人もいるだろう。
自分で決めることを全くしてこなかったので
自分のやりたいことが分からない。
自分がどうしたいのかわからない。
こんなことも自分で決めてなかったのか
こんなにも依存していたのか‥とだいぶ落ち込んだ。
自立できていない自分との葛藤だ。
数年かかって今、
目の前の現実が変わっていることを思うと
その道は間違っていなかったと言える。
素晴らしいパートナー。
本当に就きたい仕事。
恐怖や疑心、不安のない穏やかな暮らし。
嘆きと失望、その後のタイムラグ
自己探求から数年経って私自身が思うのは
地ならし(深層の癒し)期間はあるということ。
よく使われる言い方が「タイムラグ」だろうか。
私的には地ならし、さなぎ、反芻の期間がしっくりくる。
ある方は「熟成」ということも言っていた。
だから今、努力したのに行動したのに
目の前の現実が変わっていなくて
落ち込んだり、嘆いている人がいたら
諦めないで欲しい。
そういう時期もあるのでは?と言いたい。
人生に悩む人は、人生をどうにかしたいと思っていると思うから。
自己探求においての絶望や嘆き。
その嘆きにおいて、親や他人に失望したり、社会や、人間の活動にがっかりしたり
未来に希望が見えなくなることが多いにあると思う。
それは自己理解に向かうプロセスとも言えると思う。
専門家ではなく当事者の意見としてだが。
タフだけれども
自分探し、自己探求、本当の自分で生きる。
今までの自分が変わることに
これからも挑んでいきたいと思う。
目の前の現実を見て、
「もっとこうしたい」
が出てきたら大事に大事に育てたい。
自分で決める最初の一歩だと思う。
目の前の現実の失望感や落ち込みを感じたら
こんなはずじゃなかった、と感じたら
気づきのタイミングかもしれない。
それを癒すことも大事。
今の目の前の現実は
過去の私が選択した、すなわち「決めた」結果であると思っている。
失敗もするけれど
失敗に対して耐性が付いてきている気もしている。
失敗しないように怯えて自分を抑圧していた頃より今の方が気持ちいい。
自分の道は尊い。
癒しを続けたことで
私はずいぶん楽に生きられるようになったと思う。