こんばんわ。あやみんです。
今日は身近な野草「よもぎ」のお話です。
ハーブやアロマを勉強し始めたときは西洋ハーブに目が行きがちでしたが、最近は和ハーブや野草も興味が出てきました。
西洋ハーブは気候が合わなくて育てるのが難しいのもありますが、野草や和ハーブは日本では普通に自然に生えています。
そっちの方がエネルギー高いんじゃないかな?と思い始めています。
もちろん西洋ハーブも好きだしこれからも育てていきますよ。
身土不二‥その土地のものを旬にいただくということにも繋がりますね。
よもぎ~蓬~
学名:ヨモギ
科・属名:キク科ヨモギ属
用部:葉
どんな作用があるか
収斂(しゅうれん)*、止血、鎮痛、抗菌、血行促進
*収斂(しゅうれん)とは組織や血管を縮めるという作用。止血や鎮痛作用につながる。化粧品では肌を引き締める効果があるとして収斂という言葉が使われます。
収斂化粧水はよく聞きますね。お肌の引き締め効果があります。これから暑くなる季節には化粧水に使うのもいいですね。
どのような人に良いか
・月経過多や生理不順など女性の不調
・外傷や鼻血などの出血
・生理痛、頭痛、腹痛などの痛み
・冷え
・ニキビや湿疹などの皮膚の不調など
女性にうれしい作用がいっぱいですね
用法
・春に収穫した葉を乾燥させて煎じて飲む。
・40度以上のアルコールに2週間漬けたエキスを1日数回内服する、希釈してローションとして使う。
・ヨモギオイルにしてスキンケアやマッサージに利用。
こんな効果も期待されています
「ヨモギのエタノール抽出物による抗肥満、抗糖尿病作用」
マウス実験でヨモギエキスを14週摂取した高脂肪食マウスの耐糖機能の傷害が遅延され、肝臓のトリグリセリドとコレステロール値は正常マウスと同程度になった。
という研究報告があります。
早くヨモギ茶作らなきゃ。若い頃に比べて血中コレステロール値は高くなってきました。
ヨモギの歴史
ヨモギはお灸に使うもぐさの原料になります。
百人一首にも出てくることから平安時代にも利用されていたことが伺えます。
邪気払いや浄化にも古くから用いられてきました。
日本で雛祭りにヨモギで作った草餅を食べるのは、邪気を払って健やかな成長と繁栄を願うものだそうです。
ホワイトセージもいいですが、ヨモギを浄化に使うのもいいですね。もぐさのような香りがするか楽しみです。
トリカブトとの間違いに注意!
ヨモギは時々猛毒のトリカブトと間違われます。
野草採りの場合は十分注意してください。庭に生えているものでも念のため確認した方がいいと思います。
厚生労働省のHPにも有毒植物に関する記載があります
参考文献:日本のメディカルハーブ事典 村上志緒編 東京堂出版
最後までお読みいただきありがとうございます。