身体感覚や身体性の講座に行くようになって
本来の動きやすい身体について
自分が思い違いをしていたと思うようになりました。
今まで私が思っていた理想の身体とは
筋力があって、胸を張った姿勢で、疲れないパワフルさ、お腹はシックスパック・・・
そんな感じ。洋服を着たら映えるような身体。
けれど最近会う身体の先生方は違う。
筋肉隆々ではない。
古武術の先生は引き締まっていたが盛り上がるような筋肉ではなかった。
女性の身体感覚の先生においては見た目は本当に普通の方。
けど共通して言えるのは、
力みがない
ということです。
特に肩なんかは本当に力が抜けている。
力を入れると勘違いする丹田も、私から見ると緩んでいる。
不必要な力が入っていないのだ。
けれど、エネルギーが蓄えられている。
動く準備が整っている感じ。
まさに上虚下実。
私の中の筋肉モリモリがいい身体と思っていた「常識」が覆ったのです。
力みがない、澱みがない、上虚下実。
先生方も道着、作務衣を自然に着こなしておられました。
これが本来の日本人のスタイルだと思います。
もちろん特定のスポーツで必要な筋肉は別としてですが。
でも昔はスポーツで怪我を負いながら競技やってたりしたなあ・・
それってどうなんだろうって思います。
鈍る身体
リラクゼーションにも普段筋トレしてます的なお客様もいらっしゃいます。
確かに、筋肉はついています。
けれども肩こりやだるさを訴えられます。
触って(揉んで)みると、感触はとても重い。
これは何の動作に有効な筋なのだろうか?と考えてしまった。
トレーニング内容をお聞きすると、
重めのバーベルで上腕筋群を鍛えたり、大胸筋群を鍛えているとのこと。
有酸素は?とお聞きするとしていないと。
普段はデスクワークでほとんど動かない。
仕事終わりの筋トレが気分転換になり、
風邪を引きにくくなったとおっしゃっていたので
それはとても良いことだと思う。
ただ、私が思うには
スポーツジムにお金を払い、リラクゼーションにお金を払うなら、
仕事終わりにお散歩をした方が効果が高いのでは?
と感じてしまった。
余計なお世話なのでそこまで言いませんでしたが・・・。
ただ、スポーツクラブやリラクゼーションは、
「楽しみ」「ストレス発散」「気分転換」の要素も多いにあるので
サービスを利用するのは良いと思っています。
筋トレは専門の方にメニューを組んでもらうことがケガ防止のためにもいいと思います。
健康でいるために
現代社会は本当に便利になって、身体を動かさなくて良くなりました。
しんどくなくて一見は快適です。。
しかしそれが弊害になって運動不足、生活習慣病が蔓延しています。
動かなさすぎて鈍って滞ってコリが発生。
凝り固まった肉を圧をかけて、
掘り起こすような作業です。
よくあるのは、硬い、重い、結果鈍い。
そしてその年齢が若年化しているのも気になります。
身体感覚の鈍り。
本来の動きを失っています。
感性を失いやすいと私は懸念しています。
でもデスクワークだと本当にしょうがないですよね。わかります。
今後の活動に
身体性や身体感覚を自分自身が自己の内に感じることができるようになったらいいなと考えます。
私の中の探求も勉強も続きます。
メニュー化して必要な人に届けられるようになることが今の目標です。

最近はストレッチもしますが、坐禅・呼吸、軽い動きで調整的なことをしています。
自分で実験中です・・。
自分で自分の身体を感じると自然に動けるような気がしています。